2月4日(土)立川シネマシティにてBlu-ray BOX発売記念 劇場版クラッシャージョウ 4K極上爆音上映が開催されました。

 アルフィンによる「ワープイン!」の掛け声でイベントはスタート。
原作者の高千穂遙さん、監督の安彦良和さん、ジョウ役の竹村拓さん、アルフィン役の佐々木るんさんの4人が登壇し、劇場公開時のプロモーションを中心にトークしました。
 

 

全国を廻ったファンとの交流会で安彦さんが旭川で当時高校生だった漫画家の藤田和日郎さんに質問された話や、
TV番組に『クラッシャージョウ』チームとして、同時期に公開された劇場『宇宙戦艦ヤマト完結編』チーム『幻魔大戦』チームと対戦し、1問目で佐々木るんさんが間違えるも竹村さんが巻き返して、ささきいさおさんと接戦を繰り広げた思い出話で盛り上がりました。
 

 

  『クラッシャージョウ』は公開4ヶ月より順次、特別予告フィルム(4分)、未公開特別フィルム(15分)とプロモーション映像が多く作成されていますが、という問いに
「『クラッシャージョウ』は長い時間かけて少ない戦力で作っていたから出来た事です。他の作品は機動力と物量で業界をあげて短期間で作るから、ギリギリまでフィルムがないんですよ」と安彦さん。
特別披露試写会で高千穂さんは「日本SF作家クラブの諸先輩方に観て貰って、ハードSFの第一人者である柴野拓美さんをはじめ皆さんに『大丈夫、ちゃんとSFになっている』とお墨付きを頂いて、ものすごいほっとしました」と当時の心情を吐露していました。


最後にお一人ずつコメントを頂きました。
佐々木さん「今日は遠いところから時空を超えて来て下さってありがとうございます。
諏訪道彦さんがラジオの仕事で『クラッシャージョウ』という作品を調べた時に海外で人気アニメの100本の内に入っていたそうです。こんな良い作品に巡り会えて、34年後にまた皆さんに会えたのもすごいハッピーな思い出になります。皆さんもいい思い出の一日にして下さい」

竹村さん「4K極上爆音上映でございます。音が凄いです。心臓の弱い方はご用心下さい。
またこういう企画でお目にかかれることを楽しみにしております。お互い体を労って長生きしましょう。最後まで楽しんでいって下さい」

安彦さん「高千穂さんはSFに関しては日本一うるさい男で、作っていた当時は『とにかくSFとして面白くなきゃ許さない』というのがそばに居るわけです。理屈じゃなく楽しんでなんぼなんだからと思いつつ顔色見ていて辛かったですが、今34年前経ってこのように楽しんで頂けるとは思っていませんでした。凄く嬉しいです」

高千穂さん「当時音声を4chにするのは結構大事だったんだけど、当時の設備ではドルビーと4chの違いの再現は無かったと思います。34年経って爆音で再現出来るのは凄いです。
当時の制作側の決断が今日の爆音にどこまで生きているか是非確認して行って下さい」


本編が上映されると劇場内は一気に爆音と共に『クラッシャージョウ』の世界へ。
上映終了後は客席から大きな拍手が起こりました。
また、会場では『クラッシャージョウ』グッズも販売されました。